流れる雲よ

CL：流れる雲よ (東京・名古屋)

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この作品は、テーマやメッセージ性が比較的重く、人によっては敬遠されてしまう可能性のある内容です。
しかし実際に観てみると、ミュージカルとして非常に面白く、歴史や前提知識がなくても楽しめる作品となっています。

そうした「先入観によるブロック」は、作品にとって大きな足かせになります。
今回デザインを担当するにあたって、私自身が作品の良さを実感し、「どうすればそのような印象を払拭できるか」という点が、デザインのテーマとなりました。

実行委員会のご担当者と何度も打ち合わせを重ね、作品の本質を損なうことなく、表面的な印象ではなく深い理解に基づいた、誰にとっても親しみやすく、未来へつながるようなビジュアルを目指しました。

最初は名古屋実行委員会のデザインを担当していましたが、制作したビジュアルを評価していただき、東京本部のデザインにも関わらせていただくことになりました。

この作品を通して、多くの方に「人の歴史や想いに耳を傾けることの大切さ」や「見えない壁を越えていく力」を感じ取っていただけたら嬉しく思います。